国家資格「柔道整復師」の取り方!周辺資格とまとめて解説

柔道整復師は国家資格であり、取得には様々な条件があります。どんな学校に通えばいいのか、取得難易度は高いのか。

そんな柔道整復師の資格に関する疑問をまとめました!ヘルスケア・フィットネス産業で働く上で便利な資格もあわせてご紹介します。

1)柔道整復師の資格で勉強できること

柔道整復師とは、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの怪我に対して、手術をせずに「非観血的療法」で治療を行います。治療には整復法、固定法、後療法という3つの手技を行います。

治療の箇所は主に、骨や関節、筋、腱、靭帯が対象です。こういった技術の源流は、戦国時代の武術までさかのぼることができるほど、日本では古くから存在しています。

現在、そうした技術を体系的にまとめたのが柔道整復師であり、国家資格としても認められているのです。

柔道整復師と整体師は違うの?

柔道整復師と整体師は、資格が異なるという点で大きな違いがあります。柔道整復師になるには国家試験が必要な一方、整体師は民間の資格です。

柔道整復師の治療行為は、医師による治療と同じように保険が適用されます。しかし整体師の行うケアは、保険が適用されません。

ただし、どちらの資格も「開業権」、つまり独立してお店を持つことができます。そのため、余計に2つの仕事の境目が見えないとも言えるでしょう。

2)柔道整復師の資格を取るなら「学校進学」が必須!

もしも柔道整復師の資格を取りたいのなら、必ずやるべきなのが「学校進学」です。

中でも、2つの教育機関のどちらかに通う必要があります。

  • 文部科学大臣が定めている、4年制大学
  • 厚生労働大臣が定めている、養成講座(基本的に、3年以上の修学が必要な専門学校)

どちらに通う場合も、高校を卒業していることが条件です。

柔道整復師の資格に関する学科・コースのカリキュラム

柔道整復師の資格取得ができる学科やコースでは、主に次のことを勉強します。

  • 解剖学や生理学など、人体に関する学問
  • 実技による研修
  • 柔道の技術や、礼儀などの精神

柔道整復師が施術を行う際、高齢者を対象とした健康維持と、スポーツ選手のケガの予防は全くやることが違います。

そうした1つ1つのケースに対応できるよう、人体の基礎や実習による経験を積むわけです。

大学と専門学校それぞれのメリット

2つのうち、どっちに通うといいの?という質問を受けます。結論から言うと、柔道整復師の資格を目指す上で、どっちの方が有利・不利ということはありません。

ただし、大学と専門学校にはそれぞれ次のようなメリットがあります。

【大学で柔道整復師の資格取得を目指すメリット】

  • 4年間と時間をかけて、必要な知識を学べる
  • 学歴に「大卒」を書ける
  • 教員免許や大学だからこそ取得できる資格・免許も勉強できる

【専門学校で柔道整復師の資格取得を目指すメリット】

  • 大学より短い期間で、柔道整復師の資格を取れる
  • 大学よりも費用を抑えることができる
  • より就職に特化した支援を行なっている専門学校が多い

3)現役一発合格も可能!柔道整復師の資格試験

マッサージ

試験地

柔道整復師国家試験は、北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県の全国10箇所で行われます。(平成31年)

試験科目

柔道整復師国家試験の試験科目は次の通りです。解剖学、生理学、運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学、一般臨床医学、外科学概論、整形外科学、リハビリテーション医学、柔道整復理論及び関係法規があります。それぞれ筆記試験で行われます。

試験日と合格者の発表

平成31年の場合、試験日は3月3日です。その後、3月26日の午後2時に、厚生労働省にその受験地及び受験番号が掲示されます。また、公益財団法人柔道整復研修試験財団のホームページでも受験地及び受験番号が掲示され発表されます。

気になる合格率は5割以上!

試験実施年 受験者数 合格率
平成25年度 7,102名 75.3%
平成26年度 6,858名 65.7%
平成27年度 7,115名 64.4%
平成28年度 6,727名 63.5%
平成29年度 6,321名 58.4%

*公益財団法人柔道整復研修試験財団HPより

これは、過去5年間の柔道整復師の試験実績です。こうして見ると、ここ数年で合格率が若干落ちてはいるものの、5割以上の方が合格しています。

ちなみに、合格者の8割〜9割が現役学生。しっかり勉強をしていれば、一発合格は難しくありません。

4)柔道整復師の資格を取った後の職場

柔道整復師の資格は、健康・スポーツ業界の幅広い職場で活用できます。中でも、次の5種類は有名です。

接骨院・整骨院

柔道整復師の資格を持つことで、接骨院・整骨院で働くことを目指せます。接骨院・整骨院では、怪我の施術を始め、身体バランス調整など体に関する問題に取り組みます。微弱電流やエコーなどの最新機器を使用して、施術することもあります。

ケアマネージャ

柔道整復師は、機能訓練指導員やケアマネージャとしての仕事を目指すこともできます。機能訓練指導員は、老人ホームなどで施設利用者の健康管理を担う大事な職業です。

さらに、こういった介護施設で5年以上の実務経験を積むことで、ケアマネジャーになるための受験資格を得ることができます。

病院

柔道整復師は、整形外科のある病院や、リハビリテーションセンターなどで勤務するという選択肢もあります。医師の指示のもとで、患者のリハビリテーションや整復補助などを担当する仕事を行います。

スポーツトレーナー

柔道整復師は、体についての深い知識を持つプロです。その知識を活かして、筋肉や骨について正しいアプローチできる技術を持ちます。そのため、スポーツトレーナーとして、スポーツ選手のサポートする仕事を行います。

教育施設

柔道整復師は、教育柔道整復師養成校の教員として勤務することができます。柔道整復師として3年以上の実務経験があり、専科教員試験に合格し、その上で講習を受講すれば柔道整復師専科教員として認定されます。

そうなると、教育柔道整復師養成校の教員として働くことができます。

 

こうした数々の経験を経て、自分で独立・開業を目指す方も多いです。技術やマーケティング次第で、大きく収入を伸ばすこともできます。

5)持っておくと何かと便利!柔道整復師に関連する資格3選

足裏マッサージ

柔道整復師は現場でのケアで即戦力として活躍できますが、他の資格も取っておくと、その活躍の場を大きく広げることができます。

中でも次の3種類は、持っていて損のない資格です!

鍼(はり)師

はり師も国家資格です。柔道整復師の資格と合わせて持つことで、仕事の幅が広がります。

一般的には「鍼灸」と呼ばれますが、「鍼(はり)」と「灸(きゅう)」は別々の資格です。「鍼(はり)」は、細いステンレス製のハリを使って、経穴(つぼ)に刺すことで刺激することで、痛みや筋肉の凝りを解消したり、血行の促進を図ったりします。

灸(きゅう)師

「灸」はよもぎなどの「もぐさ」を使って経穴(つぼ)に、熱で刺激を与えることで、痛みや筋肉の凝りを解消したり、血行の促進を図ったりします。

NSCA認定パーソナルトレーナー資格

最近ではスポーツトレーナーやパーソナルトレーナーとして活躍する、柔道整復師の方も増えています。こうした活動において、トレーニングやプログラム作成などを学べるのが「NSCA認定パーソナルトレーナー資格(NSCA-CPT)」です。

NSCAは科学者とスポーツ現場の指導者との橋渡しを使命とし、トレーニング指導の専門的職業としての発展を促進している団体です。NSCA以外にも、「NESTA」「JATI」など有名な団体があるので、今後トレーナー業も考えているならぜひ取得を検討してみてください。

健康、ケガの予防に強い柔道整復師の資格を取得できれば、非常に幅広い舞台で活躍する人材となれます。少しでも興味を抱いた方は、ぜひ一度大学や専門学校を調べてみましょう!

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9)柔道整復師の資格に関するQ&A

【Q1】柔道整復師の資格取得を始めるのに年齢制限はあるの?

柔道整復師の資格取得は、非常に幅広い年齢層の人が目指します。柔道整復師の学校でも、学生の年齢は幅広く18歳から50代まで一緒に勉強しているところもあります。

【Q2】どんな人が柔道整復師に向いているの?

柔道整復師に向いている資質はいくつかあります。まず、患者の症状を正確にヒアリングするための「人とコミュニケーションを取るのが好き」なことです。また、患者に多いのがスポーツ選手であることから、「スポーツが好き」である方が良いと言えます。

【Q3】柔道整復師の資格を取るための条件は何?

柔道整復師の資格を取るためには、条件があります。その条件とは、大学に入学する資格(高卒・もしくは高等学校卒業程度認定試験合格)があることが一つです。そして、厚生労働大臣が認定した学校、養成施設を修了して受験資格を得る(専門学校に通い単位を取得することなど)事が必要です。

その上で、国家試験に合格することで柔道整復師になれます。

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