柔道整復師の給料は平均いくら?給料事情まとめ【最新版】

柔道整復師の給料は平均いくら?給料事情まとめ【最新版】

柔道整復師という職業は日本では一般的ですが、実は海外では見受けられません。そんな職業になるにはどうするか、実際にどんなことをしているのか、また気になるその給料はどれくらいなのか、などを解説します。

1)柔道整復師とはどんな職業?

街中で昔から、あん摩・針灸師とともに、接骨院の看板に「柔道整復師」という肩書きが書かれていることがよくあります。その概要をまずは解説します。

柔道整復師その沿革について

柔道整復師とは、明治に漢方医学廃止によって接骨医も禁止となっていましたが、柔術家・柔道家の公認活動によって職業として認められました。その後、戦後の医者不足などを補完するため、制度が拡充されて「国家資格」として整備されました。

もともと柔術などの道場で練習や試合などが行われた際、門下生が怪我をしたときに道場主が治療や蘇生を行う、活法として技術が必要だっために広まった手法です。柔道場と隣り合って道場主が接骨院を開いているケースが昔から多く見受けられました。

柔道整復師という国家資格について

柔道整復師という国家資格はあん摩マッサージ指圧師・針灸師などと並んで、医療類似行為に分類される医療行為で、医者以外で合法的に治療行為ができる専門性の高い資格です。国家資格なので、国家試験があり受験資格があります。

受験資格は、養成機関に3年以上通い必要な知識を習得する必要があります。厚生労働省管轄と文部科学省管轄の専門学校・短大・大学などの養成機関があり、養成機関で解剖学等の医療について3年以上人体と治療などについて詳しく勉強した上で、国家試験を受けて資格を取得することになります。

以前は90%ぐらいの合格率でしたが、最近は65%程度になり、難易度が上がって行く傾向にあります。理由の一つは、柔道整復師が増えすぎたこと、もう一つは不正受給を行う心無い接骨院が後を立たないことがあげられます。

とはいえ、国家資格を取っただけでは始まらないのがこの柔道整復師という資格です。これがスタートラインであり、ここから自らの手法を磨きコミュニケーションスキルを磨き患者さんの痛みの原因がどこにあるのか探り出して緩和したり、緊急な怪我などを整復する経験を積み、柔道整復師としてやっていけるようになるまで修行を重ねる必要があります。

2)柔道整復師の平均給料は?

リハビリ

柔道整復師として国家資格を取得したら、まずは接骨院病院介護施設スポーツ施設などでの勤務を始めることになります。募集要項を見ると、大体月収20万円ぐらいというところです。

全年代別の平均年収では、柔道整復師では、300〜700万円とのことですが、これには開業している人や整形外科などに務めている人も混ざっています。中には、スポーツトレーナー・アスレチックトレーナーとしてプロチームと専属契約をして活躍している人などもいますので、この数値の上限はかなり年収の高い人が含まれてるのため、注意が必要です。

はっきり言って国家資格をとってほやほやの柔道整復師は、資格があるだけでアルバイトなどで経験している場合は別ですが、全くの未経験の人については雇う側は教えるのみなので、待遇はかなり厳しいものであることは覚悟が必要です。

また医者や看護婦の世界同様、患者さん相手の仕事なので長時間労働であり、修行をする感覚でもあるので、かなり大変な職業だといえます。どこの業界でも一人で仕事ができるようになるまでは、学ぶ事がメインで実際の仕事ができるまでには時間がかかるでしょう。将来役立つであろう投資という感覚ではありますが、この柔道整復師をはじめとする医療類似行為をする施設の場合、特に顕著に現れます。

3)柔道整復師として給料を上げる方法とは?

さて柔道整復師として勤務する場合、どうやって給料を上げて行くのか気になるところです。もちろん大前提は、柔道整復師としてのスキルが上がり、的確に患者さんの痛みを緩和できるようになることです。初任給はどこも低めですが、比較的給料が高めなのは整形外科などの医療機関になります。

しかしそこでは柔道整復師の上位資格とも言える整形外科医がいて、理学療法士との連携で業務が進むので、柔道整復師の資格を活かしたりスキルアップできる可能性は低くなります。その他介護施設などの就職もありますが、整復以外の業務も覚悟する必要があります。賃金は安定することが多いですが、医療現場でははっきりとした柔道整復師の出番は少なく、オススメではありません。

柔道整復師の資格を活かせて稼げると思われるのは、やはり開業です。開業して成功すれば、という前提ですが、1,000万以上の年収ものぞめます。ただ、開業は当然ながら資金も要りますし、経営・集客・接客など柔道整復師の手法とは別のスキルも必要になります。開業以外の仕事の仕方を考えるなら、他の資格を合わせてとるのがオススメです。

スポーツトレーナーなど、柔道整復師という国家資格を持つと優遇される資格もあります。合わせて資格を取得して大手スポーツ施設に勤務すれば、サラリーマン平均年収は簡単に超え、30代でサラリーマン平均の少し上、500万を超えてくる人も出てきます。

またプロチームのトレーナーとして勤務している人の年収は、大手の施設や団体からの派遣ならスポーツ施設勤務と変わらないですが、単独で専属契約すると、1,000万前後の年収をもらっている人もいます。

4)柔道整復師の問題点と将来

リハビリ

柔道整復師についての現在の問題点は、接骨院などが飽和状態で、不正受給で信用が落ちている状況であること。整体と区別がつかない現状。修行時代は休みも少なく、長時間労働で賃金が安いなど、厳しい環境であることが多いなどがあります。現状で単独の資格だけで成功するには狭き門であるのは確かです。

やはり柔道整復師の手法については、資格取得までにアルバイトなどで接骨院で働きながら覚えていく事をオススメします。スポーツトレーナー・アスレチックトレーナーなどの資格をとり、さまざまなスポーツの現場でその手法を使い現場で生かすこともいい選択だと思われます。

試合中の事故対応・フィットネスクラブや公共のスポーツ施設などでの事故対応・回復のためのプログラム作成など、柔道整復師としてのスキルと合わせることで、必要な人材として活用されるようになります。開業にしても、鍼灸やあん摩の資格を合わせて取っている人も多く、それぞれ対応することができることで、接骨院として開業している人が多く見られます。

また整体と間違えられる事も多いので、整体も勉強しどちらも対応できれるようにするのも、1つの方法です。鍼灸、あん摩などの資格と合わせれば、個人開業としてかなり強い武器になりますし、集客面でも有利です。

5)柔道整復師に関するその他のQ&A

この記事では柔道整復師の仕事内容・給料事情・将来の見通しなどについてお伝えしてきました。視点を変えると新たな可能性も見えてくるのではないでしょうか。最後に、よくある質問項目等をまとめてお伝えします。

【Q1】柔道整復師は柔道やっている人しかできませんか?

柔道整復師は柔術などの古武道にあった、殺法(相手を倒す)活法(外傷を治す)のうち、活法に特化した技術ですが、柔道を覚える必要はありません。ただ、養成機関によっては、柔道を教えるところもあるようです。国家資格や養成機関の必要科目にはないので、できなくても問題ありません。

【Q2】柔道整復師の海外事情について教えてください。

柔道整復師という資格は日本独自のものですから、海外にはありません。海外で活躍するには、アスレチックトレーナーの資格を持っていたりする必要があります。海外での認知度はほぼありませんので、海外で柔道整復師として開業するのは非常に難しいです。外国それぞれで、独自の医療ルール・法律があるので、確認せずに手技などの行為を行うと場合によっては法律に抵触することもありますので、気をつけましょう。

【Q3】柔道整復師と整形外科の違いは何でしょう?

柔道整復師の国家資格たる部分の医療行為については、緊急事以外は医師の同意が必要なので、実際に骨折したり脱臼したりした場合に柔道整復師のところに行くことは稀だと考えられます。まずは整形外科へ行き、レントゲン撮って麻酔を打ってもらったり投薬してもらったりして痛みを柔らげながら治療することになるでしょう。

柔道整復師はレントゲンは使わず、麻酔を打つ事もないので、緊急時以外で通常の通院治療や慢性治療は行うことができません。整形外科に勝る部分は古来からの経験的な技術の積み重ねです。

柔道整復師の手技による痛みの緩和や回復の補助は、整形外科(西洋医療)でメスによる治療は受けたくないといった場合に、東洋医学(柔道整復・鍼灸・あん摩・整体など)に行くという住み分けになっています。柔道整復師のやりがいは、痛みや体の不具合が緩和される事によって、患者さんが喜んで通ってくれる事に他なりません。

柔道整復師の仕事と給料について語ってきましたが、いかがだったでしょうか、整体とまぎらわしい!柔道と関係あるの?など色々とわかりにくい部分もありますが、立派に独立した技術であり、国家資格です。ただ単体では手法を活かしにくくなってはきていますが、今後はさまざまな他の資格と合わせて活かせるフィールドも広がりつつありますので、再度見直させれつつあります。

<参考>
【柔整スタディ】
【マイナビ転職】
【日本柔道整復師会】
【MOREリジョブ】
【東洋医療専門学校】
【柔道整復研修試験財団】
【honne.biz】
【career garden】
【日本スポーツ協会】

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