ヘルスケアトレーナーってどんな資格?資格の3大メリット

ヘルスケアトレーナーってどんな資格?資格の3大メリット

ヘルスケアトレーナーという、名前は馴染みのある単語が並んでいますが、実際にどういうことを行う人たちのことかはあまり知られていないでしょう。なんだか健康に関する仕事とは推測できますが、どういう仕事をする人たちなのでしょう。資格についてご紹介します。

1)ヘルスケア・トレーナーとは?

ヘルスケア・トレーナーという資格は、中央労働災害防止協会という、労働安全衛生水準の推進を行っている団体が認定する資格です。その内容の一部に、企業での健康推進や労働災害防止の役割を担っている、THP指導者(トータル・ヘルス・プロモーション・プラン)の育成があります。育成のためにたくさん実施している研修の中の、運動指導専門研修を終えたスタッフの名称をヘルスケア・トレーナーと言います。

THP指導者に規定されている他のスタッフには、健康測定研修終了医師ヘルスケア・リーダー心理相談員産業栄養指導者産業保健指導者などの資格があり、それぞれの研修を終えた人たちに資格が与えられます。

THPは、ほとんどが有資格者の知識や見識をプラスするための資格なので単独で取得することはなく、またこの資格単独では就職などができるわけではありません。あくまでも、運動指導理学療法士作業療法士などなど、専門的な資格を持っている人がさらに専門知識を得て、スキルアップを図ることを主眼とした資格です。

活躍の場は企業や健康施設・フィットネスジムなどになります。業務内容としては、企業などで産業医の指導により運動カリキュラムの作成や健康指導を行います。また、スポーツ関連施設・スポーツジムなどで健康測定などの結果によって最適な運動プログラムなどを作成します。

2)ヘルスケア・トレーナーになるためにはどうすればいい?

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ヘルスケア・トレーナーになるにはどうすればいいのでしょうか。実は受講資格があり、医療・体育・保健関係の4年生大学を卒業している・ヘルスケア・リーダー研修を終えていて指導援助経験が3年以上・正看護師・栄養士・衛生管理士などなどの資格を持ち、なおかつ指導援助の実務経験年数が問われますので、なかなかハードルは高いと言えるでしょう。

まずは医療・健康・スポーツ系の有資格者が就職して実務を重ね、さらに運動指導などのスキルアップや知識の充実、指導力の向上などが目的でいろいろな研修を受けるのが資格取得までの流れなので、まずはそういった資格取得ができる大学を卒業する必要があります。

その上で前述のように実務経験を積んだ後に中央労働災害防止協会が主催する研修を受けると、ヘルスケア・トレーナーを名乗ることができます。研修は年に1回だいたい東京で行われています。また、更新が必要で、5年に一度の研修を受ける必要があります。研修だけで取れる資格なので、受験資格さえクリアできれば資格自体はすぐに取れます。

3)ヘルスケア・トレーナー資格取得の3つのメリット

スポーツに関係する資格は、現在では多く存在します。その中でもヘルスケアトレーナーの資格を実際に取得すると、どんなメリットがえられるのでしょうか。3つの観点から、見ていきましょう。

メリット1:取得は講習を受講するだけ

受講条件はありますが、フィットネス・医療・健康業界に勤めている人であればだいたい研修だけで取得可能です。ただ、受講期間が長く、費用はある程度かかかります。期間が長いので、勤め先を休む必要がありますし、まとまった初期投資が必要ですので、注意して置かなければいけません。ただし、講習だけでヘルスケア・トレーナーを名乗ることができるのは大きなメリットです。

メリット2:パーソナルトレーナーになるのに有利

近年人気のパーソナルトレーナーになるためには非常に有利な資格となっています。パーソナルトレーナーは目標にコミットして、一人ひとりに専用のカリキュラムを作り、コミュニケーションを取りながら取り組むタイプのフィットネスなので、まさにヘルスケア・トレーナーはパーソナルトレーナーにはピッタリの資格と言えます。

ヘルスケア・リーダーの資格でもある程度対応できますが、上位資格であるヘルスケア・トレーナーを取っているに越したことはありません。どうせ研修を受けるなら、上位資格の方が魅力的なのは当然なので、受講の要件を満たすのであれば取っておく方がいいでしょう。

メリット3:今後も需要は増える見込み

ヘルスケア・トレーナーの資格が発揮されるのは、まずは産業医を抱えるような大企業になります。また最近は大型フィットネスクラブや、パーソナルトレーナーを有するフィットネスクラブなどでの需要が広がっており、大手がどんどんパーソナルトレーナーを増やしているので、需要が増えています

現在の人口統計を見ると、年齢別の人数構成は70歳あたりに引退して手が空いている団塊の世代人数の山があります。この人たちのフィットネスブームが続き、しばらくすると沈静化しますが、すぐに第二次ベビーブームの世代である、昭和40年代生まれの人たちの山があります。

その年代の人たちの引退の時期である2025年の大阪万博のあたりから再び、フィットネスや英会話など余暇利用が再び始まると予想されますので、現在と同じようにフィットネスクラブへ通うお年寄りが増えるでしょう。今後しばらくの間は、トレーナーとなってから、かなりの期間は需要があると推測できるでしょう。

4)ヘルスケアトレーナーに関するQ&A

ヘルスケアトレーナーに関する、資格内容はメリット等をお伝えしてきました。更に踏み込んで、よくある質問についてもお伝えをしていきます。

【Q1】ヘルスケア・トレーナーになるための学校はありますか?

ヘルスケア・トレーナーになるための学校は存在しません。研修で取得できる資格ではあるのですが、実務経験が必要となります。ヘルスケア・トレーナーになるための受講資格は、例えば体育・保健系の四年生大学卒業・ヘルスケア・リーダー研修終了・看護師・管理栄養士などの資格を有することが必要になっています。これは学校や専門学校に通った上で、さらに国家資格試験に合格し取得する必要があります。その上でさらに実務経験が必要です。

そういう意味では体育系大学や、専門学校がヘルスケア・トレーナーになるための学校と言えるでしょう。卒業してから実務を経験した上で、中央労働災害防止協会が主催する研修を受け、晴れてヘルスケア・トレーナーを名乗ることができるのです。そういう意味で、ヘルス・ケアトレーナーになるための学校は存在しないと言えます。

【Q2】学生ですが、ヘルスケア・トレーナーは取れますか?

ヘルスケア・トレーナーは基本的に実務経験が必要なので、難しい資格と言えます。また必要資格が4年制大学を卒業していることが要件であったり、各種の国家資格を持った上での実務経験が必要となるので、学生の方には正直ハードルが高いでしょう。

一番ハードルが低いのはヘルスケア・リーダー(18歳以上なら研修を受講可能)で、資格を取得した後3年の実務があれば、ヘルスケア・トレーナーの研修受講資格ができます。結論から言うと、学生の間は無理せず、運動系の国家資格取得などに邁進しているのがベストと言えるでしょう。

【Q3】ヘルスケア・トレーナーになるにはどれくらいの実務が必要なのでしょうか?

ヘルスケアトレーナーの実務経験はそれぞれ持っている資格で異なるのですが、ヘルスケア・リーダー研修を終えた方は、運動実戦指導援助の経験が3年以上必要・正看護師は運動実戦指導援助の経験が1年以上必要・栄養士資格を持つ方は運動実戦指導援助の経験が2年以上必要・衛生管理者は運動実戦指導援助の経験が3年以上必要となります。

また、保健士管理栄養士理学療法士作業療法士臨床検査技師の場合は実務経験が不要のようです。資格を持って2〜3年は現場で指導補助を行う必要があるというのが、中央労働災害防止協会の方針です。

今回はヘルスケア・トレーナーという注目の資格を紹介しました。やはり最近のフィットネスでのトレンドである、目標をコミットする方式で採用されている、パーソナルトレーナーには有用な資格です。実際に個人の運動検診に合わせたプログラムの作成にも有用な資格で、必要なスキルでもありますし、将来性も高いので、受講資格のある人なら取得するに越したことはないと言えるでしょう。

<参考>
【JISHA中災防】
【ダイナミックスポーツ医学研究所】
【総務省統計局】
【パーソナルトレーナーになるには】

ヘルスケアトレーナーってどんな資格?資格の3大メリット

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