【フィットネス】スポーツプログラマーになるには

【フィットネス】スポーツプログラマーになるには

地域スポーツ活性化のため、行政機関認定の資格として注目の「スポーツプログラマー」。資格取得の為の方法・費用、また超高齢社会が今後さらに進む日本のトレーナー業界での将来性などを詳しくご紹介します!

1)スポーツプログラマーとは?

地域スポーツクラブ・カルチャーセンター・教育機関などで、トレーニングをする人の指導や、アドバイスをしてくれる存在です。運動者の体力・年齢・性別に合ったトレーニングの方法やプログラム作り、安全で効率的なトレーニングのサポート役となります。

さまざまな情報が得られる昨今、正しいトレーニングの方法や怪我の対処法は意外と間違えて認識している人も多いようです。スポーツやトレーニング初心者はもちろんですが、スポーツ経験者にとっても正しいトレーニングの情報を得られる存在として、スポーツプログラマーは頼りになる存在です。

2)どうやってなるの?

パソコン 男性

スポーツプログラマーになるには「公益財団法人日本スポーツ協会」主催の認定講習会を受講し、試験に合格すると資格がもらえます。スポーツプログラマーは地域のスポーツ振興の為、行政機関に認められた資格です。講習と試験の内容をご説明します。

共通科目

共通科目の受講資格は満20歳以上の方という条件のみです。ただ科目講習日程は今のところ年に2回限りで、8月の上旬に大阪体育大学、8月の下旬に日本体育大学の2か所のみの実施です。

この講習日程までに日本スポーツ協会のサイトからインターネットで申込みを行い、事前に科目テキストを受取ります。このテキストを読込み、インターネット上で理解度テストを受け、合格すれば8月の講習が受けられます

共通科目の講習は3日間、全135時間の授業となります。また講習を受講したあとは確認のレポート提出もあり、こちらが完了すれば、共通科目修得となります。

専門科目

共通科目修了が受講の条件となります。こちらの講習は年1回のみの実施となっており、開催場所も東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センター1か所です。

9月の中旬に6日間44時間のカリキュラムとなっており、最終日の検定試験に合格すれば晴れてスポーツプログラマーの資格が取得できます。

資格取得にかかる費用

(1)共通科目Ⅱ受講には税込で20,520円かかります。
(2)専門科目受講には税込で42,000円かかります。(特定の資格をもっていると割引もあります)
(3)日本スポーツ協会への登録料として税込で23,000円かかります。(こちらは4年毎で更新が必要となります)
(4)トータルで資格取得に必要な費用は税込87,520円となり、4年に一度税込20,000円が更新料として必要です。
(5)申し込みのタイミングは例年4月下旬から5月の下旬と早めになっていますので、注意しましょう。

3)スポーツプログラマーの将来性

内閣府の2017年の推計によると、2025年には日本の人口の3人に1人は65歳が占めるとされています。あくまで推計ですが、今後高齢化が進んでいく可能性はかなり高いでしょう。スポーツトレーナーを目指す人にとって、今後65歳以上のシニア・シルバー世代に運動指導を安全・効果的に実践していくことは、必須条件と言えるでしょう。

年齢を重ねて行くにつれ、既往歴や怪我の経験があるという人が多くなります。そういった人へのトレーニング指導にはリスクが伴い、知識や経験が必要です。スポーツプログラマーの専門科目では、成年・中年・高齢者のトレーニング知識も身に着きます。

確かな知識があればリスクは避けられます。またトレーナーにとってもトレーニングする人にとっても、公的機関認定の資格であることがオーソリティとなり、信頼と安心感を与えられるでしょう。その意味でもスポーツプログラマーはオススメの資格なのです。

4)一緒にとっておくといいオススメの資格

勉強する 男女

せっかくそれなりの費用をかけてスポーツプログラマーの資格を目指すなら、最大限活用したいと考えるのが正直なところだと思います。スポーツプログラマーと合わせて取得をオススメしたいのが、「ジュニアスポーツ指導員」です。

スポーツプログラマーと同じく日本スポーツ協会主催の資格で、幼少期の身体づくりを遊びを通して指導していくトレーナー資格になります。少子化やスポーツ指導においての過剰な練習などが問題となっている現状で、正しく安全にこどもたちにスポーツの楽しさを伝える地域の伝道師としてオススメの資格です。講習・試験は東京と愛知で年に2回ずつ、資格取得費用はトータルで41,800円(税込)4年毎の更新は10,000円(税込)です。

5)スポーツプログラマーに関するQ&A

スポーツプログラマーについて気になる情報を、その他の資格との比較や・合格率・年収などの視点からQ&Aで解説します!

【Q1】健康運動指導士とスポーツプログラマーとではどちらがオススメ?

事実として、健康運動指導士の方が受験するに当たってのハードルが高いです。体育系4年生大学卒が必須だったり、健康運動指導士養成校卒が必須だったりするためです。
また勉強する内容も健康運動指導士の方が専門的になってきます。

費用も30万円程必要となってきます。
どのような資格を現在持っているのか、また学生なのか社会人なのかでかわってきますが、はじめて運動系の資格を取る・転職してスポーツ系の職業に就きたい・学校教育の一貫でスポーツを指導したいという人には、スポーツプログラマーがオススメです。

【Q2】スポーツプログラマーの年収はどのくらい?

まず、スポーツプログラマーの資格を取得した=仕事になる、とは当然ながらいきません。最初は、地域のスポーツジムへの就職を目指すのがオススメです。一口にスポーツジムといっても総合ジム、ブティックジム、24時間ジムなどさまざまあります。

自分の将来的なトレーナー像をビジョンとしてしっかりと定め、その実現に近いジムを選びましょう。入社当初は正社員になれれば、年収300〜400万円もらえればいいと考えましょう。

とにかくその場でたくさんの人に運動指導・実践を行い、経験を積んでステップアップを目指します。2〜3年勤めれば経験は積めるので、そのままジムの経営側に進むか、独立するか方向性を決めていきます。

フィットネスクラブ業界自体は高齢化に伴い上昇トレンドですが、大手以外の給料は低めで、店舗支配人クラスでも年収500万円以上はまれでしょう。リスクはともないますが、独立してフリーのインストラクターとして地域のコミュニテイーに溶け込み、レッスン本数が増えればそれなりの収入は見込めます。やりがいとのバランスを考えて決めていきましょう

【Q3】スポーツプログラマーの合格率は?

日本スポーツ協会の方針で合格率は今のところ非公開、ということでリアルな合格率はわかりません。

書類審査・事前テキストがあること、また費用が9万円程かかることを加味すると、共通科目を確実に勉強し知識確認テストに合できれば、60〜70%の合格率はあるかと推測されます。
スポーツトレーナーとしての知識と勉強ももちろん必要ですが、各審査の中で「地域スポーツへの公益性」が重要視されているため、その点を意識してレポートや講習を受けていきましょう。

1964年、日本ではじめてオリンピックが開催されました。当時の人々はスポーツのすばらしさを体感し、大いに興奮したことでしょう。

そして、オリンピック後に起きたことがあります。あくまで「見る」側だった人々が「やってみる」側に回ったのです。スポーツクラブ、運動施設の爆発的な増加がその証拠です。戦後の日本がスポーツを通して「健康」を見つめ直した瞬間でした。

それから50年後の2015年に文部科学省に「スポーツ庁」が設立されました。5年後のオリンピックを見据え、国内競技の活性化とスポーツを通して国民の健康増進を図るのが主な目的です。そんなスポーツ庁が今後後援を予定しているのが前述の「日本スポーツ協会」です。

2020年の東京オリンピックの「その後」、おそらく健康産業はこれまで以上に広がっていくことでしょう。これからスポーツやトレーニングを仕事としていく中で、手に届く強力な武器として、また公共団体や地域コミュニティーとのつながりを作るツールとして「スポーツプログラマー」をオススメします!

<参考文献>
公益財団法人 日本スポーツ協会ホームページ
健康体力づくり事業財団ホームページ
内閣府ホームページ

<参考資料>
共通科目(135時間)
専門科目カリキュラム
スポーツプログラマー受講の手引き

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