トレーニング指導士とは?勉強内容と取得までの手順

トレーニング指導士とは?勉強内容と取得までの手順

近年、平均寿命が延びていることから健康に対しての意識が高くなっている傾向にあります。そうしたことから、スポーツジムやフィットネスクラブの人気も高まりつつあり、そこでトレーニングの指導をする仕事をしたいという人も増えています。そこで今回は、トレーニング指導士の資格についてご紹介します。

1) トレーニング指導士って何?

トレーニング指導士という言葉を聞いたことがあっても、具体的にどんな仕事をしているのかということを知らない人も多いです。そこで、最初にトレーニング指導士とはどういった仕事をするのかということについてご紹介します。

トレーニング指導士の役割とは?

トレーニング指導士は、スポーツジムやフィットネスクラブなどで行われる「ウエイトトレーニング」や「サーキットトレーニング」などを適切で効率的に、そしてケガなく安全にトレーニングを行えるように指導します。

実は、ウエイトトレーニングやサーキットトレーニングはやり方を誤ってしまうと思った通りの効果が出ないばかりか、ケガをしてしまう危険性もあるトレーニングです。そのためプロであるトレーニング指導士が、正しく安全なトレーニング方法を指導する必要があるのです。

またトレーニング指導士に与えられた役割は、スポーツジムやフィットネスクラブで正しいトレーニングを行うことだけにとどまらず、国民の健康と体力作りに貢献するということが、最大の役割です。

具体的な仕事内容は?

先ほどもご紹介したように、トレーニング指導士はスポーツジムやフィットネスクラブで「ウエイトトレーニング」や「サーキットトレーニング」の指導をするとことが仕事です。ウエイトトレーニングとは、筋力を向上させるトレーニング方法です。主にダンベルなどを使って身体各部位の筋肉に負荷を与えたり、鉄棒の懸垂腕屈伸や腕立伏臥腕屈伸などの運動をすることで筋肉を強化して鍛えることが目的のトレーニングです。

そしてサーキットトレーニングとは、異なった筋トレ種目をインターバルなしで連続して行なっていくトレーニング方法です。ダイエットを目的にする人には効果的に痩せることができるのでおすすめのトレーニングでもあります。専用のトレーニング器具がなくてもできるトレーニングですので、自宅でもできるということも利点の1つです。

2)トレーニング指導士になるには?

集まる男女

トレーニング指導士は、スポーツジムやフィットネスクラブでウエイトトレーニングやサーキットトレーニングの指導をする仕事です。正しいトレーニング方法を指導するには、まず自分自身が正しいトレーニング方法を知る必要があります。では、ここからはトレーニング指導士になるためにはどうしたらいいのかということについてご紹介します。

資格を取る

トレーニング指導士になるためには、適切な運動指導をすることができる知識を持っているという証明が必要です。その証明になるのが、トレーニング指導士の資格を取得するということです。トレーニング指導士の資格はトレーニング指導士は、「公益財団法人 日本体育施設協会」が認定する資格です。

資格を取得するためにはどうしたらいいの?

トレーニング指導士の資格は「民間資格」だということでご紹介しましたが、トレーニング指導士の資格を取得するためには、講習会に参加して試験を受ける必要があります。

スポーツクラブやフィットネスクラブで実績を積む

トレーニング指導士の資格を持っても、すぐにトレーニング指導士として活躍できるわけではありません。どんなに適切な運動指導をできる知識を持っていても、経験がなければ利用者のニーズに合った運動指導をすることはなかなか難しいです。

そこで、スポーツクラブやフィットネスクラブで働き、実績を積むことでトレーニング指導を正しく利用者に理解してもらうためにはどのように説明したらいいのかということや、利用者がトレーニングを通してどうなりたいと願っているかを知るための術がわかってくるようになります。

3) 公益財団法人「日本体育施設協会」トレーニング指導士

勉強 本

では、ここからは公益財団法人「日本体育施設協会」のトレーニング指導士の資格についてご紹介します。

資格取得条件

公益財団法人「日本体育施設協会」のトレーニング指導士は、民間資格です。トレーニング指導士の資格取得の条件は以下の通りです。
・満20歳以上の健康な男女であること
・ウエイトトレーニングやサーキットトレーニングなどエアロビックトレーニングの実務経験が1年以上あること
・体育系学部、学科の大学生、専門学校生であること
・体育施設で指導実績のあること
・日本体育施設協会の主催する「トレーニング指導士養成講習会」を受講すること

カリキュラム

続いて、トレーニング指導士の講習会のカリキュラムをご紹介します。トレーニング指導士の講習会は、4日間で23時間15分のカリキュラムを受講する必要があります。その23時間15分のカリキュラムは以下の通りです。
・日本のスポーツの現状と課題
・トレーニングの理論
・トレーニングと傷害予防・復帰
・トレーニングの実際
・トレーニング施設の管理・運営
・スポーツ救急手当講習会

試験方法

トレーニング指導士の認定試験は1時間30分で筆記実技があります。筆記は「トレーニングの理論」など講習会の講義から出題されます。取得後も、4年ごとに講習会を受講して更新する必要があります。

費用

公益財団法人「日本体育施設協会」のトレーニング指導士の資格取得にかかる費用は以下の通りです。

(1)受講料・試験料
受講料:2万円
認定試験: 1万5000円

(2)資格登録料
トレーニング指導士の試験合格後には、資格登録料が必要となります。
登録料:2万円

また、4年ごとに講習会を受講して更新する必要があります。
資格更新料:2万円

4) トレーニング指導士資格取得のコツは?

資格試験を受ける以上は、一発合格を目指したいですよね。ただ、忙しい人にはなかなか勉強時間が取れずに試験に合格できるか不安に思う人もいます。そこで、ここではトレーニング指導士の資格取得するためのコツについてご紹介します。

受講内容をメモして教材をよく見る

トレーニング指導士の資格試験は講習会の内容をしっかりと理解できていれば合格するのはそこまで難しいものではありません。受講中に、重要だと思う部分は必ずメモをしておくこと、そして受講中に使用する教材はよく目を通しておくことが大切です。朝の通学、通勤時間や昼休み、または就寝前など、空いている時間にはできるだけ教材に目を通してみてください。

受講したことを自分でトレーニングしながら復習する

自分でトレーニングをしながら、受講内容を復習すると覚えやすくておすすめです。講義を聞いているだけだったり、メモを取るだけだとどうしても覚えにくいということも多いです。

5) トレーニング指導士に役立つ資格は?

勉強

トレーニング指導士の資格を取得すれば、トレーニング指導士として活躍することができますが、ほかにもスポーツ系の資格を持っていれば、さらに知識の幅が広がり、活躍できる場面も増えていきます。そこで、トレーニング指導士以外にトレーニング指導士として活躍するのに役立つ資格についてご紹介します。

ジュニアスポーツ指導員

近年、子どもの運動能力が低下しているというニュースを耳にすることも多いことから、子どもの健康を維持するために、運動指導を受けたいと感じている人が多くなっています。子どもの運動指導をするのに便利なのが日本スポーツ協会の「ジュニアスポーツ指導員」です。

子どもは、筋トレよりも運動をして健康な体を保つということを重視しているので、筋トレの指導がメインとなるトレーニング指導士の分野とは少し異なる部分もありますが、スポーツジムやフィットネスジムにくる利用者の需要に答えるために、少し違う分野の知識をもっていると役に立ちます。

スポーツ指導者

スポーツ指導士は、スポーツ医学やスポーツ科学を活かして、スポーツを安全に指導し、技能を伝えることができるという資格です。体を動かすことを指導するという仕事をするのであれば、この資格も持っているとより指導力が上がります。

特に近年は健康に対しての意識が高まっている世代も多いので、トレーニング指導士やスポーツ指導者への需要は高まることが予想されます。

アスレティックトレーナー

そして、最後にご紹介する資格は日本スポーツ協会の「アスレティックトレーナー」です。アスレティックトレーナーは、アスリートの健康管理やスポーツ傷害の予防ケガの際の応急処置リハビリやトレーニングを行うことができるようになる資格です。この資格の難易度はとても高いですが、その分職場からの評価も高く、これまで以上にスポーツに深く関わることができるようになるので、おすすめです。

6) トレーニング指導士に関するQ&A

ここまで、トレーニング指導士についてご紹介しましたが、まだ疑問点があるという人のために、ここでトレーニング指導士に関するQ&Aをご紹介します。

【Q1】トレーニング指導士とパーソナルトレーナーの違いって?

スポーツジムやフィットネスジムに勤務している人はさまざまな肩書を持っている人が多いです。その中でも、パーソナルトレーナーという言葉を聞く機会が多いですが、トレーニング指導士とパーソナルトレーナーという職業を耳にする機会も多いのではないでしょうか。

そんな中で、トレーニング指導士とパーソナルトレーナーの違いがよくわからないという人も多いです。パーソナルトレーナーは、一対一でエクササイズやトレーニングの指導、そして栄養指導までする仕事です。一方トレーニング指導士は、運動指導を指導するということは同じなのですが、「筋トレ」に特化のトレーニングの指導をするという役割を持っていますので、少し役割が異なります。

【Q2】トレーニング指導士の資格試験の難易度はどのくらいですか?

トレーニング指導士の資格試験の難易度ですが、合格率90%といわれていますので、基本的には講習会の内容をきちんと聞いていればそこまで難しくありません。ですが、油断は禁物なので講習会の内容を復習はしておいたほうがいいでしょう。

今回は、トレーニング指導士についてご紹介しました。利用者の健康を守る大きな役割を持っていいるトレーニング指導士は、責任重大ではあるけれども、効果が出たときには大きなやりがいを感じることもできます。ぜひ、運動に関する仕事を検討している人はトレーニング指導士の資格を取得してみてください。

<参考>
【公益財団法人日本体育施設協会】https://www2.jp-taiikushisetsu.jp/
【資格の王道 トレーニング指導士】http://www.shikakude.com/minsikakupaje/trening.html

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